当社にご興味をいただきありがとうございます。代表の小原でございます。Grace Riseという会社を立ち上げた背景と目指すところをご説明します。

戦略と実行力の両輪の必要性
私は、新卒からマーケティングプロフェッショナルとして企業社会でキャリアを積み上げてきました。その中で痛感したのは、マーケティングの戦略や企画力ももちろん重要ですが、同時にそれを実行する組織力が無いと絵にかいた餅になるということです。特に、デジタルマーケティングを中心として実装の専門性が高まっていく環境下で、即戦力になる人材をチームに招き入れることは簡単ではなく、様々な試行錯誤を重ねてきました。営業成績を上げるというミッションの元、部長、執行役員と組織を率いる立場になるにつれて、組織力や人材開発に時間をかける比重が大幅に高まりました。人材開発や組織開発は人事領域と思われがちですが、実は組織のリーダーとしての必須のスキルだと確信しています。マーケティング領域での強みに組織開発を掛け合わせることで、メンバーの力を引き出し、様々な成果をあげることができました。「そうした実行経験が現場で悩むリーダーや管理職の皆様に役立つのではないか」、特に「非人事部門のバックグラウンドが長いからこそ伝えられることがある」という意図をもって、人材開発の領域での研修やご支援をさせていただいております。
責任ある立場だからこそ培ったリアリティが強み
B to Cマーケティングやアクイジションを専門領域として、トラディショナルなマスマーケティングやブランディングに加え、デジタルマーケティングにもいち早く取り組み、デジタル広告・デジタルUX・CRM、データサイエンスのマーケティング活用にも積極的に取り組み、多くのベストプラクティスを生み出してきました。執行役員CMOという営業成績に責任を持つ立場であることから、短期のROIに加えて、長期投資の両輪で先進施策を取り組みました。失敗の尻ぬぐいも自分で行う覚悟をもって、真剣勝負で事業に取り組んだからこその現場感とリアリティを持っているのが私の強みだと自覚しています。

管理職のキャリアパスに悩んだからこそできることがある
女性管理職比率の上昇が社会的課題となっている現在、私自身は、30代前半の頃に管理職の昇進の打診を断った経験があります。当時は自分には管理職には難しい、と思って断ったものの、成果を上げたいと思うのであればリーダーになるしかないという状況の中で、10年近くかけて葛藤と向き合って来ました。40代前半でようやく管理職に自ら手を挙げる覚悟ができ、今となっては管理職という業務の醍醐味ややりがいはかけがえのないものであることを実感しています。「責任感があり優秀な人ほど、管理職になりたがらない」という現実を変えたい、というのが、プロフェッショナルマネージャー育成にあたっての私自身の原動力となっています。
最後に
フルタイムの会社員としてのキャリアを卒業して、独立して会社を立ち上げることにより、幅広い業界でのご支援が可能となりました。当社で取り扱うのは業界に限らず共通課題であるテーマも多いため、企業のご支援を通じて、よりよい社会のために少しでも貢献できればと願っています。
"With grace, embrace reality, seize the opportunity, and unleash your true potential."